主役はもちろん It's You !!!

好きなものを好きなだけ。歌って踊る人々が好きです。

幾千の悲しみや別れ乗り越えて、永遠に君に幸あれ

今日の僕たちが大人になってしまえばきっと見えてるものさえ見えなくなってしまう

今日まで僕たちが夢中になって探したものはほんとはいったい何だったんだろう

誰かが言った

「幸せになるため生まれ、そして誰かを幸せにするため生きていくんだ」

Buono! / ロッタラロッタラ

 

最近たくさん聞いている曲の一節です。

彼らを見ていたら、この一節を思い出さずにはいられません。

 

 

応援しているNEWSの手越さんが、6月19日をもってジャニーズ事務所を退所した。

ここに至るまで色々な報道がなされていたが、実際に事務所から公式に発表されると、かなり狼狽えてしまった。

もう大人だし、NEWSに対して盲目的でもないし、NEWS以外の他のグループやハロプロとか好きなものがたくさんあるから、この先にもしNEWSに解散や脱退という話があってもそんなに動揺しないはずと思ってたんだけどな~。

そこまで、私にとってNEWSはやっぱり大きな存在だったんだなと思う。

2014年夏の大型歌番組で高音ビブラートを響かせていた手越さんに心を奪われてから6年。

NEWS以外にも、ジャニーズWESTや関西ジャニーズJr.、ハロプロのライブにも行くようになり、いろんな歌って踊る人々を応援してきたけれど、手越さんの退所により、私の中で一つの時代が終わったような気がした。

最初にアイドルで喪失感を覚えるのは亜佑美ちゃんだと思っていたんだけどな。まさか亜佑美ちゃんのハロプロ卒業より手越さんのジャニーズ退所が先に来るとは全く想像してなかった。

何があるか本当にわからないね。いつまでもあると思うな親と推し。

ということで、私の中で一つの時代に幕が下りたいま、気持ちの整理をつけるために、本件について思いのままに綴りたいと思います。

 

退所が発表されてから会見当日まで

6/19(金)に事務所から本日付けで手越さんと契約解除したことが発表された。

当時私は残業真っ最中で、友人のLINEで手越さんの退所について知った。

LINEの通知を見た瞬間、いきなりのことで頭が追い付かず、全然仕事どころではなかった。

友人たちはその後、開幕したばかりのプロ野球についてめちゃくちゃに盛り上がっていたが、それにもついていけず、残業を切り上げて家でとりあえずやけ酒した。

公式の退所報道があったばかりなのに、その日の夜には手越さん本人のTwitterが開設されていて、行動の早さに笑ってしまったのと、アイコンの写真が絶妙にダサくて、それにも笑ってしまった。顔は最高に良いのにな!

 

次の日、床で目覚めてから、手越さんがNEWSから去ってしまった喪失感がすごくて、EPCOTIAとEPCOTIA -ENCORE-のブルーレイを見ながら、うだうだめそめそ色々考えた。
そのときの報道の内容から、自分なりに手越さんが退所した理由を想像してみて、でも納得はできなくて、まためそめそしていた。


日曜日は仕事だったけど、仕事しながらふと「もうNEWSには手越さんがいないんだ」と思ってしまう瞬間も何回かあって、その度に目頭が熱くなった。
通勤電車の中では、ずっとNEWSを聞いていた。ヒロイズム先生の作った色んな曲が今の心情にぴったりで、まためそめそしていた。


週が明けて月曜日。
手越さんが週明けに記者会見をするといっていたが、それが翌日の20時とのことで、本人の口から話を聞きたいようで、でも現実を突きつけられたくない気持ちもあって、待ち遠しいような当日を迎えたくないような複雑な気分だった。
この日も通勤電車の中でずっとNEWSを聞いていた。

 

会見当日

迎えた6/23(火)。

いつもは残業してるけど、20時から自分の目で何の前情報もバイアスもなく手越さんの会見を見たくて、定時ダッシュして最初から最後まで手越さんの会見を見た。
会見を見てみたら、そこには今まで思っていたとおりの手越さんが、私のイメージのまま話していた。

退所後の会見なので、誰にも止められず事務所の検閲も入らず喋る手越さんは、もしかしたら私が今まで見てきたジャニーズの手越さんとは異なって見えるかもと思っていたし、本人が「包み隠さず話します」とか言っていたからどんな内容を赤裸々に語るのかと戦々恐々としていたけど、手越さんはまず事務所やメンバーへの感謝の気持ちを述べ、退所に至った経緯や、退所する理由を、手越さんらしく長々と話してくれた。
そうそう、私が知っている手越さんって、そういえば話長くて面倒くさい感じだったわ。
話が長くて、同じ内容を繰り返していて、中には「ん?」と思うところがあったりしたし、記者の質問に端的に答えられていたわけではないけど、基本的には本人も言うとおり嘘がなく素直に話したんだろうな、という印象を持った。
その上で、会見全体を通して、自分でも驚くんだけど、不覚にも泣けるところがあった。
一つ目は、今回の退所は事務所やメンバーとのトラブルが原因では全くなく、今でも事務所やメンバー、ファンのことを大好きだと言い切ったこと。勝手に事務所と決裂して退所したんだと想像していたから(手越さんのこと信じられずごめんな)、その点は違ったんだということを知れてホッとした。
二つ目は、後悔はないかと聞かれたことに対し、思い残すところはたくさんあるし、STORYを完走したいという思いがあったと言っていたこと。STORYよりも退所したい気持ちが勝ってこの時期の退所だど思っていたし、もうジャニーズ事務所やNEWSに微塵も思い残すところはないのかなと思っていたから、そうではなかったことがちょっと嬉しくも切なくなってしまった。
三つ目は、すでに退所が決まっていたときに、事務所の後輩から教えてもらったファンが歌うU R not aloneの動画を見て、手越さんも泣けたといっていたところ。手越さんにも届いていたんだね。


会見を見終えてTLを眺めたら、割と厳しい意見を言っている人の方が多くいるなと感じた。
やっぱり、今まで応援してきたNEWSファンからすると、納得のいく内容ではなかったのかもしれない。

 

会見から数日経って

会見を見てからまだ二日。
退所発表から会見まではずっとNEWS聞いてめそめそしてたし、これは時間が絶たないと自分の中で解決できないなと思っていた。
会見を見て、そのあとのファンや世間の反応を見て、妙に吹っ切れてしまった自分がいた。

私の中で手越さんのいたNEWS4人が「過去」になってしまったから、しばらくはNEWS聞けないな~と思っていたけど、人間普通に生活していたら案外落ち着いてくるもので、昨日なんて仕事中全く手越さんのこと思い出さなかったし、もう自分の中ですんなり整理できてしまったかもしれない。
全然時間かからなかったな。腑に落ちるまでが早い。
今では普通にNEWSの曲聞けそう。よかったよかった。
というところで、今回の件について自分の感情を整理したいと思います。

 

手越さん退所にまつわる個人的な感想

・外出自粛時期の外出について

 理由はどうであれ、少なくとも2回外出した(ところを週刊誌に撮られた)ことについて、あくまで自粛「要請」であることから外出自体は違法なことでもないが、ステイホームを呼び掛けている事務所所属のタレントの行動としては適切ではなかったと思う。ただし、事務所が下した無期限活動自粛という処分の重さ・正当性には疑問が残る。

 手越さんは会見の中で、今後の自分の仕事についての重要な会食だったため、自分にとっては不要不急ではなかった旨の発言をしている。この時期の外出の是非について、世間と手越さんの間で認識のズレがあったことは明らかで、別にズレていてもどうでもいいんだけど、世間一般の認識とのズレを想像して自分の外出がもしかしたら各所に影響を与えうるというところまで手越さんには想像してほしかったな。不本意でも建前でもいいから。

 

・退所自体について

 手越さんの年齢で、事務所から独立して自分のやりたいことをやりたいという気持ちを持つことは普通に理解できる。(そのやりたいことが何かを理解したというニュアンスではない。)

 だから退所自体については仕方ないかなという気持ちが大きい。ただ、退所に当たっては、今まで応援してきたファンへ配慮し、「綺麗な終わり方」「より多くのファンが納得できる終わり方」をするべきだった、そう努めるべきだったと思う。

 その綺麗な終わり方として、手越さんが言うとおり、2017年から続いていた四部作の集大成、STORYが終わった時点での退所には納得できる。ただし、実際そうならなかったのは、手越さんが退所の意向を事務所に伝えた時期と、コロナの影響が大きいのかなと感じる。めちゃくちゃに間が悪い。

 

・退所の意向を事務所に伝えた時期について

 手越さんは3月にチーフマネージャー等に伝え、そのあと静岡でメンバーにも伝えたと言っていた。STORYを完走してから伝えるのではなく、あえてSTORYが始まる前に伝えたことが、今思えばちょっと頂けなかったかな。

 仮にコロナがなく無事にSTORYのスタートを切れていたとしても、手越さんに退所の気持ちがあることを知った上でパフォーマンスするメンバー3人のことを想像すると、胸が痛くなる。退所の気持ちを伝えられてしまったメンバーがどんな思いになるかというところまで思い至ってほしかった。(思い至った上での判断だったかもしれない。会見の中で、「STORYが終わった後はNEWSは次の新しい目標に向けて進んでいくことになるし、そこに片足を突っ込んでしまってからの退所は申し訳ない」というニュアンスの発言があったから。)

 STORYを終えた時点での退所を決意したときに、STORYを完走→退所意向を事務所・メンバーに伝える、という段取りにしてくれていれば、コロナの影響で予定どおりSTORYが始まらなかった今、こんな終わり方になっていなかったんじゃないかな~。

 

・退所に向けての話し合いについて

 3月に事務所へ退所の意向を伝えた後、思うように社長等との話し合いが叶わなかった。退所の意向を伝えてしまった以上、明日なのか今月末なのか、いつ退所を言い渡されるか分からない中で何も退所後の準備をしないのは不安が大きすぎるので、色々準備するために外出をしてしまった、と話す手越さんの気持ちは想像できなくもない。ただ、来年の3月まで契約期間が残っている以上、いきなり今月末で退所してください、と事務所から一方的に通告されうるのかかなり疑問である。というか、普通そんなことしないのでは。手越さんが退所通告の恐怖を抱いてしまったのは、(今までの破天荒なプライベートも関係しているかわからないが)事務所と手越さんの間の信頼関係がそこまで強くなかったのかなと思わざるを得ない。そこが悲しい。

 事務所から弁護士を通してくれと言われ、弁護士を通じての話合いで淡々と退所が決まった印象があるが、事務所との話し合いの中で、先述した「綺麗な終わり方」「より多くのファンが納得できる終わり方」のための「STORY完走」にもっとこだわってほしかった。コロナのせいで今後のこととか全然わかんないけど、今までNEWSを応援してきたファンのため、コロナ後の今でこそ「より多くのファンが納得できる終わり方」を事務所と模索してほしかった。

 ただ、コロナ後のこのご時世、アリーナやドームに人を満杯に入れて満足のいくSTORYを開催できるのがいつになるか全く目処が立たないのも事実。いつになるかわからないSTORY完走まで手越さんも事務所も待てなかった、待たなかったのが悲しいね。6月末の契約終了を事務所から提示してきたということは、NEWS4人でSTORYを完走させることに事務所がこだわらなかったのかな。そこで手越さんにこだわってほしかったけど、「(今までお世話になった)事務所と揉めたくなかった」というのも本心だろうし、何とも切ない。

 手越さんが「トラブルもなく円満に退所した」と言っており、それはそうなんだと思うけど、手越さんが退所について思うことやその時期について、事務所と完全に意思疎通していなかった、温度差があった気もする。メンバーとは17年間もやってきたんだからお互い納得いくまで話してくれよ、その話す場を設けられるまでは待ってくれよ、とも思う。

 

・結論

 手越さんの会見からは、こんなに早い退所に手越さん自身が一番驚いているような雰囲気もあったし、3月に手越さんから退所を伝えてしまった時点で、コロナも影響してもう(退所の方向に)進むしかなかったのかな、、、と強く思う。結論、手越さんもコロナの被害者、全てはコロナが悪い!!!!(ということにして全て納得してしまうしかない)

 

最後に

という感じで、自分の中で割り切れてしまったため、普通にNEWSの曲も聞けそうでとりあえずは良かった。

今まで私が夢中になって探していたNEWS4人のストーリーは綺麗なままに、「大人」になってそれぞれの理想を追い求めるNEWS3人も手越さんも(どういう形であれ)応援できそうなので、4人とも人生に悔いのないように、そして誰かを幸せにするため生きていってほしい。

 

今までの私は、ジャニーズを飛び出した人々を熱心に追いかけることはなかったから、手越さんについてもそんな感じになってしまうと思うけど、この先ずっとそうかはわからないし、これで今後の手越さんのパフォーマンスに惹かれるようなことがあれば、それは手越さんの勝ちだよ。

 

幾千の悲しみや別れ乗り越えて、永遠にNEWS4人に幸あれ。